2012年03月21日14時10分

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

カテゴリ:未設定
監督 フィリダ・ロイド
CAST メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント
http://ironlady.gaga.ne.jp/

サッチャーは、子どもの頃に何かと話題だったなあ・・・と思うくらいで、あまり知らなかったので、なんで今サッチャー?と思いつつ、メリル・ストリープのそっくりさんぶりを観たくて。
いやー、役者ですよね、メリル・ストリープ。
巧いな〜〜、といちいち感心しながら観てました。
老人は、なかなか言葉が出てこなくて「あうあう」言っちゃうところとか。
わざとらしいと言えばわざとらしいですが、巧い。
メイクもすごいですよねえ。
こんなに自然に老いさせてしまうものかと。
地味に目立ってた歯並びも印象的でした。
ストーリーは、なんとなくさらっと流していっちゃってる感じも否めないのですが、メリルの役者魂に釘付けだったので、かなり楽しめましたよ♪
デニス・サッチャー役のジム・ブロードベントも良かったです。
2012年03月09日14時47分

善き人

カテゴリ:未設定
監督 ヴィセンテ・アモリン
CAST ヴィゴ・モーテンセン、ジェイソン・アイザック、ジョディ・ウィッテカー、スティ−ヴン・マッキントッシュ
http://yokihito-movie.com/

2週間限定公開ということで、大急ぎで観に行ってきました。
だって大好きなヴィゴ・モーテンセンが出てるんだもの。
舞台は、ヒトラーの台頭でナチが権勢をふるい始めるドイツ。
ヴィゴ演じる、根っからの文系大学教授ハルダーは、認知症の実母の世話をし、姑を厭い家事を放棄した妻の替わりに家事と子どもの面倒も見る、善き息子、善き夫、善き父親。
悪い人じゃない、明晰で優しくて保身もする平凡な善き人。という役どころ。
ヒトラーのこともユダヤ人の友人と一緒に「アホらしい」と笑いつつ、社会の雰囲気はどんどん国家社会主義に傾倒し始め、のらりくらりとかわしていた党員入りも、いよいよ避けられなくなり・・・。

ハルダーが「間違っている。」と感じるとき、マーラーの美しい音楽が幻聴となって聞こえ、ウットリしているうちに、間違っている方へ進んでしまうのですが、その現実逃避、ほんの少し目をつぶって見過ごしてしまうことが、積もり積もって、気付いた時にはジェノサイドが始まっていたという、その流れをヴィゴの地味で繊細な演技がすごく自然にしていて、「現実か」という最後の呟きにゾッとしました。

ユダヤ人のモーリスとのシーンは、物語が進んでいくにつれハッキリクッキリ二人の温度差が出てきて、見応えがあり!です。
2012年03月06日14時53分

戦火の馬

カテゴリ:泣いちゃいます
監督 スティーヴン・スピルバーグ
CAST ジェレミー・アーヴィン、エミリー・ワトソン、デヴィッド・シューリス、ベネディクト・カンバーバッチ
http://disney-studio.jp/movies/warhorse/

「希望を描いた」というふれこみですが、なぜかすっごく落ち込みました。
馬が可哀想すぎて。
人間は酷すぎて。

今も昔も、人間はなんで戦争ばかりしているのだろう。
戦争の悲惨さを描いた映画や本がこんなにたくさん出ているのに、なんで今も戦争はなくなっていないのだろう。
なんでこんなに、人の命、動物の命に無関心になれるんだろう。
先日地雷犬(地雷を背中にくくり付けられて戦車の下で自爆させられる犬)の話も読んだばかりなので、戦争の道具にされる動物の哀れさが余計にズッシリきちゃったのかも。
犬も馬も、古くから人間の側にいる動物だけど、それははたして幸せなのか不幸なのか・・・。

馬のジョーイが苦難に立ち向かう姿に勇気づけられるかと言うと、そんなことはなく、だってジョーイは完全に人間の都合に巻き込まれただけで、しなくていい苦難を背負わされているとしか思えなかった。
そもそも、お金もない農家がサラブレットを買って、農耕馬としての働きを強要する時点でもうダメでした。(でも原作では農耕馬なのかな?)
色々突っ込みたい部分も多かったし・・・。

でも、さすがに映像は迫力があって、馬は惚れ惚れするほどかっこ良かったですよ〜。
ミレーの絵のような最後のカットも、ちょっとやり過ぎな感じもしたけど、印象に残りました。
馬はやっぱり美しいなあ。
2012年03月02日10時44分

ヒューゴの不思議な発明

カテゴリ:生きるチカラ
監督 マーティン・スコセッシ
CAST エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、ジュード・ロウ、ベン・キングスレー、サシャ・バロン・コーエン、クリストファー・リー
http://www.hugo-movie.jp/

またしても犬が!
犬がカワイイ〜。
ダックスフンドも可愛いけど、ドーベルマンがツルツル滑りながら一所懸命走ってるのがなんとも可愛かったです〜。(人も滑ってた。)

犬と子どもと爺様。
最近そんな映画づいてますね。
今回はベン・キングスレー(68歳)と最年長!クリストファー・リー(89歳)が登場!
いや〜、リー様の美声はまだまだ健在ですね。
ちょい役なのに際立ってました。

しかし主人公のヒューゴ(エイサ・バターフィールド)が、どうしても可愛く思えなくて、ちょっと残念だったかなあ。
瞳はすっごくキレイなのですけどね。
なんか、暗いと言うか、やられたらやり返す執念深さみたいな雰囲気がある気がして・・・悪役が得意そうな。悪役やって欲しいような 笑。
そういや、ベン・キングスレーもクリストファー・リーも悪役得意でしたね。
スコセッシの趣味?
イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)はどこかで見たことがあると思ったら「キックアス」の子でした〜。大きくなったなあ。
いわゆる美少女ではないのだけど独特の雰囲気のある子で、可愛いんですよね。
イザベルもちょっとヘンテコな女の子で、面白かったです。

あたしは3Dが苦手で2Dで観ましたけど、これは3Dで観ないと面白さ半減なんだろうな・・・と思いました。
でも3Dだと頭痛くなっちゃうんですよね〜。
目の処理能力が低いんだろうな・・・。

それにしても犬が可愛かったなあ。ホントに。
2012年03月01日11時26分

人生はビギナーズ

カテゴリ:恋はいいもの♪
監督 マイク・ミルズ
CAST ユアン・マクレガー、クリストファー・プラマー、メラニー・ロラン、ゴラン・ヴィシュニック
http://www.jinsei-beginners.com/

地味にイイ。
38歳のオリバー(ユアン・マクレガー)が「この歳になって恋に落ちるとは」と戸惑いながらもアン(メラニー・ロラン)との恋愛にハマっていく姿と、母が亡くなってからゲイであるとカミングアウトした末期がんの父との思い出の回想シーンが交互に展開するのですが、「こうだからこう」という分かりやすい方程式じゃないのが良かったと思います。
じわっと、ゆるっと、進む感じが、心地よく感じました。
パチパチと入る静止画の小技もきいていますが、要所要所で印象的な台詞もあって、これから何度も観たくなる映画かも。
「うまくいく自信がないから、うまくいかないように自分でしてしまう」というオリバーの台詞に、「あー、ワカルワカル。」と。
大ダメージを受けたくないという臆病さゆえんなんだよね。
分かるなあ。しみじみ。
しかし、ユアン・マクレガー、知ってたけどやっぱり頭大きいなあ 笑。
人のこと言えないけど、メラニー・ロランがすごく小さいから、ホントにすっごく大きく見えるシーンがあって、良いシーンなのにそればっかり気になっちゃったじゃないの。

「彼女のこと考えてるだろ」
「なんで分かる?」
「彼女のことを話さないから。」
という会話も好きです。しゃれてると思いました。

父ハル役はクリストファー・プラマー、この役で助演男優賞を獲得したそうですよ。
クリストファー・プラマーって言ったら「サウンドオブミュージック」のトラップ大佐じゃないか!あの美男の!
御歳82歳ですって。
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のマックス・フォン・シドーと同じ歳ですって。
いやー、素敵すぎる82歳コンビです。

そして、犬のアーサーが可愛すぎる!!
もう、たまらんですよ。
チョコチョコチョコと後ろからついてくる姿とか、ハルとひっくり返ってじゃれてる姿とか、主役二人の後ろになにげに居たりするのとか。
たまに主人公の心の声を代弁する時の可愛さも格別です。
いやー、犬も良いですねえ。

75歳だろうと38歳だろうと、人生は一度きりなんだからつまりは全て初心者。
この先何が起こるか分からないし、初心者らしく、失敗もありきでやればいいんだ。
そんな風に、なんとなーく励まされた気分です。
2012年02月24日15時09分

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

カテゴリ:泣いちゃいます
監督/スティーヴン・ダルドリー
CAST/トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、ジェームス・ガンドルフィーニ、ゾーイ・コールドウェル
http://wwws.warnerbros.co.jp/extremelyloudandincrediblyclose/

いやー、泣いた。
感動というか、辛くて悲しくて泣いた。
オスカー少年の、苦しみ、悲しみ、絶望の声に、引きずられました。

主人公は、クイズ番組に出ていて、監督の目にとまったというトーマス君。
演技経験〇というけど、これは彼にしかできない役立ったんじゃないかな〜。
あの長台詞は、頭よくないと。
とはいえ演技も素晴らしかったです。

人とちょっと違った世界を持つオスカー少年は、大好きなお父さんを理不尽な出来事で失ってしまうのですが、当然その現実を受け入れることができません。
父との繋がりを求め、忘れることより喪失の痛みにすがり、でも賢い彼は、父の死を乗り越えなくてはならないことも分かっていて。
大好きなお父さんとずっと一緒にいたい!
でも、大好きなお父さんはきっと僕が「一人でちゃんとできる」ことを望むだろう。
お父さんとの繋がりを感じられ、且つ乗り越えるべき試練として存在する鍵を持って、オスカーは答えを探しに街に出るのですが、賢いが故の焦りもあり、まだ十分子どもが故に孤独に耐えきれず、その苦しみがワ〜ッと出ちゃうところは、圧倒的でしたね。(感情的にも台詞的にも。)
そして爺ちゃんがナイス。(『エクソシスト』のメリン神父ですよ!)
全然立派じゃないところが、イイ。(最後まで良かった。)

映像も、なんでしょう、被写体深度(←誤。正:被写界深度。うおー、ずっと間違ってたー!恥。)が浅いというのか、ボケがキレイで、人や光がキラキラしていて、良かったです。
オスカーの服も可愛いし。色綺麗だし。
9.11を題材にしているけど、純粋に最愛の父親の喪失と、家族の再生を描いているのも、なんだか好きだなあ。

さ〜て、これも原作読まねば。
2012年02月13日14時30分

ドラゴン・タトゥーの女

監督/デビッド・フィンチャー
CAST/ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー
http://www.dragontattoo.jp/

オープニングがすごくかっこ良くて、痺れました。
リスベットの痛みや怒りを表現したような映像と、レッドツェッペリンの「移民の歌」のカバーがガンガンに流れて、一気にボルテージが上がりました〜。
158分と2時間越えの大作なのですが、スタイリッシュでスピード感のある映像と展開で、全然飽きずに観れました。
とはいえそれでも時間が足りない感じで、急ぎ足っぽかったので、話の内容がちょっと把握しにくいかな。
原作ものはそういうの多いですけど。
どうしても削らないといけないし、広く一般に分かりやすいようにアレンジしないといけなくもなるし。
というわけで、早速山になってる積読本から、『ミレニアム』を引っ張り出してきて読み始めてます 笑。

ダニエル・クレイグの細マッチョも素敵(窮地に陥った時に「ボンドなのに!」とつい思っちゃう 笑。)だけど、やっぱりルーニー・マーラの繊細な演技に目を奪われっぱなしでした。
パンクファッションに猫背、無表情。
なのにふと見せる少女っぽい表情がたまらないのですよ。
そりゃクラッとくるよね男ども。
ルーニー・マーラ、『フェイス・ブック』で主人公を振った女のコとは思えない 笑。

ラストの切なさは『フェイス・ブック』と同パターンではありますが、でもやっぱり切なーい!
デビッド・フィンチャーのこの辺のさじ加減、好きかも・・・。
(追記:読んでみたら原作のエンディングとほぼ同じでした。)
2012年02月10日11時44分

ステキな金縛り

カテゴリ:抱腹絶倒
監督/三谷幸喜
キャスト/ 深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、草なぎ剛、中井貴一、市村正親、小日向文世、小林隆、KAN、木下隆行、山本亘、山本耕史、戸田恵子、浅野和之、生瀬勝久、梶原善、阿南健治、近藤芳正、佐藤浩市、深田恭子、篠原涼子、唐沢寿明

これは面白いだろうと期待していましたが、やっぱり面白かったです。
現実味はあまりないのですけどね。若干ファンタジー要素ありで。
まあ、そこは三谷監督の作品ですから。
キャスティングも絶妙ですし。
愛犬と戯れる中井貴一の姿は今思い出しても笑えます。でも泣けるシーンでもあって。
そこら辺のさじ加減のうまさが、さすが中井貴一!と思いました〜。
たぶん中井貴一の役がこの映画の一番重要なポジションだったのではないでしょうか。
ビックリしたのは、犬の声が山寺宏一だったってこと 笑。
なんか贅沢じゃないですか?そのキャスティング・・・。
で、犬、鳴いたっけ???

しかし深津恵理の若々しさ(というか初々しさ)が異常。
可愛すぎます。

年末に観たのですが、いい感じに幸せな気持ちになって、年を越せました。
2012年01月20日12時14分

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

監督/ポール・WS・アンダーソン
CAST/ローガン・ラーマン、オーランド・ブルーム、ミラ・ジョヴォヴィッチ、クリストフ・ヴァルツ、マシュー・マクファディン、レイ・スティーヴンソン、ルーク・エヴァンス、ジュノー・テンプル、マッツ・ミケルセン
http://34.gaga.ne.jp/

アメリカではコケちゃったそうですが、まあ、それもしかたがないかも。
なんていうか・・・バランスが悪かったかなあ。
三銃士は三銃士の影が薄いというのは、まあ定番としても 笑。
敵方がね〜。
ポスターがすべてを物語っていますが。
ド派手なバッキンガム公爵とミレディ。
そりゃカッコいいし見所たっぷり。
でも所詮このふたりは小ボスなのです。
そこら辺はちゃんと忠実で、あっさりやられちゃうんです。
で、大ボスのロシュフォール隊長。
あ、いたっけね。
あ、見せ場あるんだ。
みたいな感じで〜〜〜〜 笑。
リシュリュー枢機卿にいたってはもういなくてもいいくらいでした・・・。
ミレディが片付いた時点で、もうあとはどうでもいいかなって気分になっちゃうのが失敗かと。(あとがわりと長いのに。)

フランス国王と王妃が地味に良かったです。
王妃が美女じゃないところがすごく良かった。可愛かった。
アンヌ王妃がお気に入り。

あ、そういえば、アトスがね、東宝ミュージカルでのアトスが橋本さとしだったんだけど、なんだろ、ばっちり顔がかぶってる。
あのての顔が標準なのだろうか・・・ 笑。。
2011年11月09日15時19分

猿の惑星:創世記(ジェネシス)

カテゴリ:未設定
監督/ルパート・ワイアット
CAST/ジェームズ・フランコ、リーダ・ピント、アンディ・サーキス、ジョン・リスゴー
http://www.foxmovies.jp/saruwaku/

映画『猿の惑星』は名作ですが、オチを知らない人がもしかするといるかも知れない・・・ので、そういう方は、まず『猿の惑星』を観てから、レビューやこの映画は観るべきだと思います。
あのオチの衝撃は、やっぱり子供時代に観た1968年作が強烈だったなあ。
2001年作も凄いけど。より原作に忠実らしいし。

で、これはタイトル通りの猿の惑星の前日譚なわけですが、そうね〜、これはあれですよね、猿を、人間のお家で、ビル群で、森で、思う存分走らせたかった映画・・・笑。
なもんで後のストーリーは取って付けたようなもの・・・ですが、面白かったです。
アルツハイマーのお父さんの悲哀はかなりグッときました。
影の薄い人間陣の中で、お父さんは光ってた。
あ、マルフォイ君(トム・フェルトン/ドッジ役)も光ってた。嫌な役ですが。
とにかく、止められない猿の疾走を楽しむ映画だと思います。
「ノーーーーー!」はちょっとあたしは「いや、ナイ。それはナイ。」と思っちゃったけど・・・ 笑。
次の10件