2009年07月10日13時33分

それでも恋するバルセロナ

カテゴリ:とにかく大好き
2009年公開
監督 ウディ・アレン
CAST ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン、パトリシア・クラークソン、ケヴィン・ダン、レベッカ・ホール、クリス・メッシーナ
http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/

かなり面白かったです。
ウディ・アレンのエスプリというかちょっと意地悪な視線がたまりません。
ハビエル・バルデム演じる女が居ないとダメな画家のやりたい放題も、これはもう男としてはむしろあっぱれなんじゃないかと思ったり。
ふと、ノーカントリーのあの変な髪型を思い出したり。

ペネロペとスカーレットとレベッカのキャラも良かった。
居るだけで可憐なスカーレットの隣で、レベッカ地味すぎるんじゃないかと思いましたけど、むしろ彼女が際立っていたかも。
カチコチなんで魅力的ではないんだけど・・・。
優等生が、アバンチュールにぐらっといって、優等生ならではの思い詰め具合で突っ走ると思いきや、やっぱり優等生はこうだよね、みたいなオチがイイ。

視覚的に堪能できるのは、やはりペネロペとスカーレット。と、ハビエル。
この3人のファンタジーは美しかったです。
ハビエル、キサマなんなんだ!って感じなんですけどね・・・。
スカーレット・ヨハンソンは、レッドカーペット上のドレスアップした姿とか全然魅力感じないんですが、スクリーンの中では、ビックリするくらい可憐ですねえ。
ペネロペはいつだって美しいです。
ペネロペの前じゃスカーレットも平凡な小娘ですわ。
ま、そういう役回りでもありましたが。
2009年03月24日14時04分

愛のむきだし

カテゴリ:とにかく大好き


2009年公開
監督 園子温
CAST 西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ、尾上寛之、渡部篤郎

ELFのさぶさんに大プッシュされていた「愛のむきだし」
27日で終わっちゃうので、なんとか時間作って観てきましたよ!
なんたってこの映画、4時間弱ですから。
5分間休憩なんて、「ロード オブ ザリング」以来(あれも休憩なかったっけ?)。
しかし、カルト的映画のおもしろ要素てんこもりで、あっという間でした。
最近中だるみのする映画が多かったので、この充足感は最高です。
何度でも観たい。長いから気軽に観れないけど。

主演の西島隆弘すごいなあと思って観ていたけど、彼の本業は、役者じゃないんですね!
びっくり!
はまり役っていうか、もうユウそのものにしか見えなかったですよ。
彼がすごいのか監督がすごいのか・・・両方か・・・。
鬼気迫る演技と言えば、コイケ役の安藤サクラも最高でしたね〜。必見。
歪んだ初恋(とアタシは思った。)の狂気が、狭ーい所でみしみしと巻き上がっていく感じがたまりません。
勿論、ヨーコ役の満島ひかり、ドアップで聖書の一節を叫ぶシーンは、魂を揺さぶれるほど切なくて。
3人の熱演に、ただただ感動。

この映画、映画ならではのハチャメチャな展開の底に流れるのは、親の愛を得られなかった子ども達の悲劇だと思うんですけど、それこそむき出しで愛を渇望する姿に、圧倒されます。

あ、音楽もなにげにすごく良かったです。
2008年05月27日20時57分

ベルリン 天使の詩

カテゴリ:とにかく大好き


1987年公開
監督:ヴィム・ヴェンダース
CAST:ブルーノ・ガンツ、ソルヴェイグ・ドマルタン、オットー・ザンダー、ピーター・フォーク

ハリウッドで「シティ・オブ・エンジェル」という映画がありましたが、アタシはこの元の映画が大好き。
元祖、黒衣の天使。
しかもオヤジ。
アタシの萌えポイントでございます。
特にオットー・ザンダー演じる天使カシエルが好みで。
(でもカシエル主役の続編はあまり好きではないんですが。)
彼は人の弱さや醜さもよく見ていて、ブルーノ・ガンツ演じる天使ダミエルの能天気さとは対照的に、危うい魅力を感じます。
気に入っているのが最初の天使視点でカメラが動いていくシーン。
天使には、人の心の中のつぶやきが聞こえてくるんですね。
これが面白いんです。人は無表情でもいろんなことを考えていて、悲しかったり嬉しかったり悩んでいたり。
そして、たまに子どもたちがこちらを見つめてくる。
ああ、見えてるんだなあ。
そう思うと愛おしい気持ちがこみ上げてきます。
この段階で、人に対する愛が自然に浮かんでくるので、その後天使ダミエルが人間になりたいと告白するのもすんなりと受け入れられるんですよねえ。
でも彼とブランコ乗りマリオンの恋物語として観ると、アタシはあまり感情移入できない。
ちょっとオヤジ過ぎて・・・というか好みのタイプじゃないからかな 笑。
あとは、天使の住処である図書館のシーンがとにかく大好き。
ベルリンの壁、ポツダム広場等、貴重な映像もたくさん出てきます。
哲学的な台詞もすごく素敵。一言だって無駄じゃなくて、何度も何度も噛み締めたくなる言葉。
大事に観てしまう映画。
でも、たまに寝ちゃいます。
はい、眠くなる映画です 笑。
刑事コロンボも出てきて、なかなかユニークなんですけどね。
2008年01月13日13時36分

アース

カテゴリ:とにかく大好き


2008年公開
監督:アステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド

すっごく観たかった映画です。
地球、46億歳。5年の歳月をかけて撮影した、北極から南極までのかつてない美しい映像を、ベルリンフィルハーモニーの美しい音楽と、渡辺謙の声で。
いや〜、もうたまらないです!
圧倒的な生命力。
奇跡の星って、実感します。

23.5度の地軸のずれが生んだ季節。
それがもたらした命の楽園。
地球の3分の1の樹木を擁するタイガに春がくれば、地球規模で酸素濃度が上がること。
赤道直下のジャングルは地球の3%の面積なのに、地球の半数以上の動植物が生息していること。
人の存在しない、これらの地域で、むせ返るような生命の息吹を感じました。

地球で暮らす動物も、美しく、そしてユーモラスで愛らしい姿を見せてくれます。
求愛ダンスの舞台作りに余念がない極楽鳥。
小石や小枝を片付け、枝は葉っぱの雑巾で磨きます。(マジで!)
そして宇宙人も真っ青なステージ衣装(?)アレはもう鳥じゃない・・・ 笑。
オシドリの初飛行はむしろ落下。可愛過ぎます。
豹や狼、チーターなど肉食獣の、恐ろしいまでに美しい姿。
弱い種族の身の守り方。
生きるか死ぬか。食うか食われるか。
ギリギリの環境で、まばゆく輝く命。
水を求めて長い距離を旅してきた子象が、やっとの思いで辿り着いた水の中で泳ぐ姿は、生への歓喜に満ち溢れていて、なんかもう「よかったねー!よかったねー!」ってそればっかりでした。
人間は、なんだか変なふうに考えちゃって生きてるけど、生きることの意味、その自然な姿が、ここにあるなあと、チーターが、捕まえたガゼル(たぶん)ののど笛を一息で噛み砕く姿を見て、しみじみ思ったり。

そして思い知るのです。
地球の主役は、人間じゃない。
あくまでも地球。
支配しているのは人間じゃない。
おそらく、太陽。
でも、この地球を壊すのも救うのも、たぶん人間しかいないんじゃないかなと思います。

とにかくですね、昔あったTV番組『野生の王国』が大好きだったアタシにとって、この映画は永久保存版です。(DVD出たら。)

http://www.loveearth.com/jp/
2008年01月04日12時20分

ふたりのベロニカ

カテゴリ:とにかく大好き


公開:1991年
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
CAST:イレーヌ・ジャコブ

同じ時に生まれた瓜二つの赤の他人、ポーランドとパリのベロニカ。ポーランドのベロニカは舞台で歌っている最中に、突然倒れ命を落としてしまう。パリのベロニカは、音楽教師。ポーランドのベロニカが死んだまさにその時から、不思議な霊感によって、真実の愛へと導かれていく・・・?

大・大・大好きな映画。
最初に観たときはストーリーが理解できなくて「?・?・?」だったのですけど、歌が忘れられなくてもう一度観て、ストーリーも半分くらい理解して、なんだか不思議な感動を覚えました。
でもやっぱりわからない・・・。
大筋は分かるんですけど、意味深なエッセンスがあちこちに散りばめられて眩惑されるのです。
あれから何度も観てるけど、やっぱりわからぬ。
特に最後の意味深なお父さんの背中が気になり過ぎて。でも何故。
解釈の仕方もいろいろあるんだろうなあ。
でもわからないまま受け入れるのが良いような気もする・・・。

映像が綺麗なんです。
グリーン基調で、肌の色が色っぽい。イレーヌ演じるベロニカの着ている赤が印象的。
この映画を観て、アタシは赤の着方を覚えた気がします。
ファッション的にはけっこう野暮ったいんだけど、色使いは素敵。
イレーヌは「トリコロール三部作」でも「赤の愛」担当でしたね。赤が似合うんだなあ。
間に挿話的に入っている人形劇もまた素晴らしくて、必見。そこだけ別に観たいくらい。
でも、やっぱりなんといっても、アタシはテーマ曲が大好きなんですよねえ。
すごーくすごーく好き。
アタシの中で、ミュージカル以外の映画中で歌われる歌は、これと耳に残るは君の歌声 が2トップかも。
2007年12月29日13時04分

耳に残るは君の歌声

カテゴリ:とにかく大好き
2000年公開
監督:サリー・ポッター
CAST:クリスティーナ・リッチ、ジョニー・デップ、ケイト・ブランシェット

ストーリーは、クリスティーナ・リッチ演じる主人公のアイデンティティの確立がテーマかな、と思うんですけど、歴史的背景が重要な役割を占めてるんですよね。
日本人にはちょっと理解しにくいのですが、主人公はロシアのユダヤ人村からアメリカに出稼ぎに行った父を追って、幼い頃にイギリスへ移民として移り(この時村は暴徒によって焼き落とされています)、成長した後パリでアメリカへの資金をためるために働きだしたのもつかの間、その時第二次世界大戦が始まって、また逃亡しなくては行けない羽目に。
父を失い、故郷を失い、名前も失い、言葉(言語)も失った少女のお話です。
その中でも、同じ移民のロシア人ダンサーやジプシーとの出会い、そして初めての恋を経験するパリでの生活がメインになっていて、ここでケイトやジョニーがどどーんと。

クリスティーナ・リッチは、このでぶくて可愛いのか可愛くないのかわからない頃が大好きです。
彼女、歯を出して笑ったら怖いですよね。どうしてもアダムスファミリーを思い出す・・・。
でもあの目の美しさには息をのみます。巨乳にも息をのむけども。でこっぱち具合も。
ほんっと、不思議な魅力のある女優です。
ロシア人ダンサー役のケイト・ブランシェットの演技はとにかく圧巻。
上手過ぎます。キャラ設定が完璧にできてるんでしょうね〜。
華やかでおしゃべりな仮面の内の、弱さと孤独感がぐっときます。
アタシには判断できませんけど、この映画でのロシアなまりの英語もすごいらしい。
一見の価値アリアリです。
ジョニー・デップは少ししか出てこないんですけど、やっぱりセクシーだし強烈な印象を残しますね〜。流し目と薄い笑顔がたまりません!!
でも、この人もすごく役を研究してますよね。だからこその存在感。
彼が泣くシーンは、ホント万感の思いですよ 笑。

でもこの映画が大好きな一番の理由は歌かもしれません。
「耳に残るは君の歌声(ビぜー「真珠採り」より)」と「ディドの悲しみ(パーセル「ディドとエネアス」より)」が、しばらく耳に残ります。
2007年12月28日11時16分

ベティ・ブルー

カテゴリ:とにかく大好き
1986年公開
監督:ジャン・ジャック・ベネックス
CAST:ベアトリス・ダル、ジャン・ユーグ・アングラード

好きな映画トップ5に入る映画です。
原題は「37.2°C LE MATIN(37度2分 朝)」
女性が妊娠しやすい体温だそうで。
アタシは「ベティ・ブルー」という邦題のほうが好きだな。
もう何度も見てます。
何度見ても飽きないのは、どのシーンも全て美しく印象的だから。
主役のベアトリス・ダルとジャン=ユーグ・アングラードの、全身全霊をかけて表現している姿も圧倒的。
孤独な男女が出会って恋をしたら、そこには狂気が生まれるのだなあ。
ベティの激しい狂気に目を奪われがちだけど、アタシはゾルグも十分狂気を孕んでいたと思う。
いとも簡単に境界を超える2人。
2人の繊細な瞳の演技に、毎回囚われてしまいます。
病院のシーンからラストまで、何度観ても涙がとまりません。

音楽がまた美しく、そして小説もしみじみと良いです。
DVDにサントラに本、3つセットでアタシの宝物♪
さらにこのポスターも大好きで、しばらくの時期、自分の部屋に貼ってました。
2007年11月26日11時50分

ポンヌフの恋人

カテゴリ:とにかく大好き


1991年公開
監督:レオス・カラックス
CAST:ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラヴァン

大好きな映画の1つです。
失恋と失明の危機で超自棄モードでホームレスになった画学生(お嬢様)と、天涯孤独で睡眠障害持ちのバリバリのホームレス青年の恋のお話。
もうそれだけで臭ってきそうな2人なんですが 笑。
なんか、好きなの。
アレックスなんて、背は低いし頭は大きいし、異相だし、生活能力まるでナシのストーカーで、激しく鬱陶しい男なんだけど。
ミシェルなんて、橋ではアレックスを手玉に取り、目が治ると知って即行捨て、しまいには眼科医と暮らしちゃうような、男に依存しまくる自分勝手なお嬢様なのに。
なんだか、憎めないの。
ピュアなの。
あり得ないくらい。

映像的にも見応えあるんじゃないかな〜と思います。
巨額を投じた橋のセット。
レオス・カラックス、執念の一作。
すごく好きなシーンはやっぱり、美術館に忍び込んで、ろうそくの光で絵を見るところかな。
ライトを消してろうそくを点す、なんて、カメラ的に美味しいんでしょうけど、実際素敵。
ジュリエット・ビノシュはこれで一躍有名女優になったんですよね。
ジャージが可愛いと思ったのはこの映画が最初かもしれません。

「目覚めよパリ!」

最後の台詞がカッコいい。
監督のパリに対する想いがつまった作品ですよねえ。
「タイタニック」はこれをパクったのだな。