2010年07月31日01時01分

ザ・ロード

カテゴリ:泣いちゃいます
2010年公開中
監督 ジョン・ヒルコート
CAST ヴィゴ・モーテンセン、コディ・スミット=マクフィー、ロバート・デュヴァル、ガイ・ピアース、 シャーリーズ・セロン、モリー・パーカー、ギャレット・ディラハント
http://www.theroad-movie.jp/

小説を読んで以来(http://ameblo.jp/spiralabyss/entry-10148103579.html)心待ちにしていた映画です。
2年も待ったよ!
もうね、主演がヴィゴ・モーテンセンって分かった瞬間に「ヴィゴかよ〜喜」と大喜びでしたから。
むさ苦しければむさ苦しいほど色気が増すヴィゴ(アタシ感覚)ですから♪

なんて、浮ついたノリで書き始めましたが、ストーリーは激しくヘビーです。
文明は消え、動植物は死に絶え、冷えゆく地球で、ただひたすら歩いて南下する父と子の話です。
略奪はおろか、人に食われるという恐怖に満ちた道行きで、明らかに肉体派ではない父がそれこそ死にものぐるいで息子を守りながら進む姿はもう痛々しいを通り越して苦しいです。
原作もすごかったけど、これがまあ見事に映画化しちゃってましてねえ。
鬼気迫るものがありました。
ほとんど希望のない世界で、それでも父が息子に繋ぐものって、なんなんだろう。
エンドロールが終わっても、しばらくは不意に泣きそうになるほどの余韻。
2010年07月12日13時56分

告白

カテゴリ:泣いちゃいます
2010年
監督 中島哲也
CAST 松たか子、岡田将生、木村佳乃
http://kokuhaku-shimasu.jp/

小説読んで、冷たさが苦手だと思ったけれど、さすが中島監督!!
何ていうかもう最高でした。
松たか子のあのワンシーンで、救われた。
松たか子凄い。
木村佳乃も凄い。
木村佳乃は昔はあまり好きではなかったのですが、最近かなり好きです。
ちょっと壊れた役がうまいんだなーこれが。
押さえる松たか子と出しまくる木村佳乃、「母」対決も見物です。
子ども達も良かったワー。

映像と、音楽と、原作の掘り下げ方、中島監督に惚れます。
2010年01月18日01時41分

THIS IS IT

カテゴリ:泣いちゃいます
2009公開

最初は2週間限定公開だったのに、延長に延長を重ねて、今もやっておりますね。
ロンドンで実施予定だったコンサート「THIS IS IT」のリハーサル風景は、本当に貴重で感動するものであり、何度だって観たくなるので、延長は嬉しいけど、でもだったら最初から「限定公開」とか銘打たないで欲しいわ。と思ったり。
そういうのに、イヤラシさを感じてしまうから。
でもまあそれは置いといて。

中身は本当に素晴らしいです。
マイケルの、音楽に対する真摯な姿、繊細な感性、偉大な才能。
彼は色々いわれてきたけど、やっぱり希有な人だったんです。
そして、優しい人だった。
本当に力を持つ人は人に優しいというけれど、まさにそんな感じ。
「僕が側にいるから。」
と言う台詞に、もうボロ泣きですよ。
自分の力が人にそれがどう影響するのかを知っており、その力で、人を支え守ろうとする姿。
そう簡単に出来ることじゃないと思いました。

でもね、端々に出ている脆さが痛々しいというか、壊しそうで緊張するというか・・・そういう緊迫感も感じたなあ。
才能を持つ人というのは、その絶大なる力のせいで、例外なく、アンバランスな存在なのかも知れない。
2009年08月29日17時52分

ちゃんと伝える

カテゴリ:泣いちゃいます
監督 園子温
CAST AKIRA、伊藤歩、高岡蒼甫、高橋惠子、奥田瑛二
http://chantsuta.gaga.ne.jp/

やべー、全然分からん。
って感じだった・・・。
この監督の前作『愛のむきだし』(http://movie.elf-fukuoka.com/?lid=2771)は、すごーく好きだったんだけどなあ。

父が末期癌で余命幾ばくもない状況で、息子も末期癌だということが判明するという話なのですが、いろいろリアルじゃなかったのが、物語に入り込めなかった一因かと思います。
癌で苦しむ姿はあえてカットしたそうですが、それにしても、癌って言うけどなんの癌か言わないし、あまりにも省き過ぎていて・・・なーんかピンとこなくて。
すれ違ってばかりいた父の癌をきっかけに、親孝行をしようと心に決めた矢先、自分が先に死んでしまうという一番の親不孝をしてしまうかも知れないという、息子の苦悩が見え難かったかなあ。
その辺がひじょうにぼんやりしていたように思います。
あと、通夜に線香やらがないのも気になったかなー。
『愛のむきだし』で精魂尽き果てたからって、力抜き過ぎじゃないですか〜!?
興味深いテーマだっただけに、ちょっと悔しいです〜。

ただ、奥田瑛二と高橋惠子の夫婦の演技が良かったです。
これは泣けた。
それから、夕暮れの中の父と息子の背中に、本気で泣けた。
よく分からないなと思いつつ、それだけは泣けた。不思議なくらい、グッときました。
2009年08月20日23時24分

HACHI 約束の犬

カテゴリ:泣いちゃいます
2009年公開
監督 ラッセ・ハルストレム
CAST リチャード・ギア、ジョーン・アレン
http://www.hachi-movie.jp/

愛犬家のリチャード・ギアが超ノリノリで作った(監督を引っ張ってきたり、主役演じたり、製作にも参加。)という映画。
こういう、お涙頂戴的映画は好かんのですよ。
あざとい感じに辟易。
でも実は、観たら素直に泣いちゃうんですよ。
乗せられてると分かっていても、泣けるもんは泣ける。
悔しいけど。

というわけで、この映画も、「なんだかな〜。」と思いつつ、観ちゃいました。
日本人の感性じゃないせいか、なんかハチがただのバカ犬のようにも見えましたが・・・(だって結局1つも言うこと聞いてないし。リチャード・ギアがダメ飼い主にすら見えてしまった・・・。)しかしやっぱり最終的には号泣でした。
ダーダー泣いとりました。
ちょっと恥ずかしい・・・。

しかし、秋田犬って、ホントに日本人顔ですねえ。
人じゃないけど、日本人の顔に見えます。
こう、作りが小さくて正面に寄ってる感じが・・・間違いなく日本生まれ、と確信できてしまう 笑。
2009年02月24日02時36分

チェンジリング

カテゴリ:泣いちゃいます


2009年公開
監督 クリント・イーストウッド
CAST アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、エイミー・ライアン、コルム・フィオーレ、ジェフリー・ドノバン、マイケル・ケリー

クリント・イーストウッドだからねえ、容赦ないもんねえ、ヘビー級だよねえと、覚悟していましたが、やっぱりずーんときました。
アンジーが「精神的にとてもきつかった。」と言うのも分かる!
これはキツイ。
彼女が演じるのは、シングルマザーにしてキャリアウーマンのクリスティン。
ある日9歳の1人息子が行方不明になり、数ヶ月後に帰ってきたのはなんと別人!でも警察は全く取り合わず、逆にミスを隠すためにクリスティンを脅す始末。
精神病院に監禁され、このまま警察に潰されてしまうのか・・・。息子はどこに。
とまあ、息詰る展開で、20年代当時の黒々としたアイメイクもプラスされ、相当鬼気迫る表情のアンジー。
(丁度激痩せ時期だったせいもあって本当にコワイ・・・。)

しかし、アンジーもすごいけど、脇役もすごい。
クリント様は、脇役に手抜かりがないと思う。
力演だったのはやっぱりジェイソン・バトラー・ハーナーかな。
彼の演技で、この映画はさらに緊迫感を増していると思います。
そしてサンフォード(役名)。
この子の立場はたまんないです・・・。
このエプピソードを丁寧に撮ったクリント・イーストウッドは素晴らしいと思いました。

ラストシーンのアンジーの表情が忘れられません。
2008年10月05日16時51分

おくりびと

カテゴリ:泣いちゃいます


2008年公開中
監督 滝田洋二郎
CAST 本木雅弘、広末涼子、余貴美子、吉行和子、笹野高史、山崎努
http://www.okuribito.jp/

東京のチェロ弾きが、夢破れて故郷の山形で納棺師の職に付き、様々な出来事や周りの人々とのふれあいによって成長していく物語。

物語にも惹かれたし、本木雅弘と山崎力のコンビニも惹かれましたが、だめ押し的に魅力だったのが音楽が久石譲ってこと。
大好きなので。久石譲の音楽で育ってるので。

はあ〜、ホントいい映画でした。
前半はユーモア満載でくすくすと笑っちゃうシーンも多いのですが、後半は泣きっぱなし。
もしかすると、数年前に母を亡くしたから、余計に泣けちゃうのかもしれませんが。リアルに思い出す感情があるので。

納棺師という仕事はあまりよく知らなかったし、宗教、土地の風習等によって、様々な形があると思うのですが、湯灌、着付け、化粧を儀として遺族の目の前で行うのは、なかなか興味深いなあと思いました。
なんでだろう。
でも、それまではただ単に「死体」だったのが、納棺の儀によってどんどん「死に向かう姿」になっていくのが、すごく印象的で、こうして見守ることで、遺族も別れへの準備をすることができるのかも・・・。

儀である以上、型があり、その型の美しい所作は、そのまま心に繋がるものなんですね。
実際、型に沿って動く人も、型に心がはまり、自然と敬意やいたわる気持ちが生まれるし、それを観る人にも、型を演じる人の心をよく伝えられるのでしょう。
心が先か、型が先か、そんなことはどうでもよくて。
型に心を伝え心を感じるのは、日本の伝統的な所作だと思います。

そういうことをしみじみ感じさせる本木雅弘と山崎力の所作、眼差しに、感動です。

それにしても、注目すべきは笹野高史ですね〜。
美味しいところを全部持ってかれた気がします。フフフ。
素敵でした・・・。
2008年05月19日05時35分

最高の人生の見つけ方

カテゴリ:泣いちゃいます


2008年公開
監督:ロブ・ライナー
CAST:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン

邦題がパッとしませんね。
原題『THE BUCKET LIST』の方がシンプルでテーマに忠実。
まあ『棺桶リスト』じゃお客さんは入らないでしょうけど〜 笑。
\"棺桶リスト\"も死ぬまでにしたいことのリストなので、映画『死ぬまでにしたい10のこと』とちょっとかぶります。
ま、こちらはとってもチャーミングなお爺ちゃん2人ですから、テイストは全然違ってきますけど。

主役の2人に惹かれて観に行きました。
だってどっちも大好きなんだもーん。

余命6ヶ月と宣告された2人が、人生最後にやりたかっとこを全部やっちゃおう!というストーリーなのですが、家族のために大学を中退した自動車整備工(モーガン・フリーマン)と孤独な大富豪(ジャック・ニコルソン)という対照的な2人の配置がポイントですね。
片方は世界旅行を可能にする財力の持ち主でなければならなかったし、学者気質の整備工じゃなきゃ、こんな夢旅行で地に足の着いた結論は出せない。

若干物足りなさを感じたけど、でも主役2人の演技力でぐいぐいいっちゃいましたね〜。
特にジャック・ニコルソンのチャーミングなこと!
リストの「世界一の美女にキスをする」を実現したときはホント泣けましたよ。

ユーモアもふんだんに織り込まれていて、笑っちゃうシーンもあるのですが、ただ、病院での化学治療のシーンは、アタシはどうしても笑えませんでした。
笑ってる人いたけど。
たぶん、癌の治療が身近にあった人は、笑えないんじゃないかと思います。
アタシは母を癌で亡くしたので、どうしてもあの辛さがリアルに蘇ってきて、ほんの少しのユーモアでさえも悲しいシーンでした。
あそこで笑っていいのは、当事者だけだと思ったなあ。

ラストは爽快。
大事なものは、人生の最後の最後で見るかることもあるし、それで、遅過ぎたなんてこともないってこと。
人生はかくも味わい深いもの。
なんですね。
2008年02月12日00時33分

歓喜の歌

カテゴリ:泣いちゃいます


2008年公開
監督:松岡錠司
CAST:小林薫、安田成美、伊藤淳史、由紀さおり、浅田美代子

喜劇なのに、なんでカテゴリが「泣いちゃいます」なのか。
だって、泣いちゃったんですもの。
由紀さおりの「竹田の子守唄」で、ポロリですよ。
アタシ、弱いんです、ああいうベタな感動をサラッとやってくれちゃうと。
まんまとホロリ。

小林薫演じる主任はほんと〜に、イヤ〜な感じの「つかえない上司」って感じで、愚痴ばっかりで、気さくそうな態度で、世の中なめてるとしか思えないくらい甘えてて、いざとなったら逃げたりして、「あ〜、こんなのいたいた!昔勤めていた会社で!!」とか強く思っちゃいましたよ。フフフ。ハハハ。(何故か笑いが。)
お役所的性質として描かれていますが、こんなヤツ、どこの会社にも1人はいますよね〜。
そしてそんなつかえない主任の敵役であるママさんコーラス部隊。
これがまた個性派ぞろいで笑えます。
片桐はいりの出方が最高。
いや〜、アタシはねえ、由紀さおりみたいな切り返しを良くしますけどねえ・・・ 笑。

時間の経過が若干分かり難くて、テンポが掴み難かったですが、登場人物のキャラが際立って面白かったです。
大団円って良いなあ。
気持ちもまるーくなります。
2007年11月14日21時25分

あなたになら言える秘密のこと

カテゴリ:泣いちゃいます


2007年公開
監督:イザベル・コイシェ
CAST:サラ・ポーリー、ティム・ロビンス

過去を全て封印し、世界から心を閉ざしてただ暇をつぶすように生きているハンナが、ふとしたきっかけで、海に浮かぶ孤島のような石油掘削所で、大怪我を負って目が見えなくなった男の看病をすることになり、やがて少しずつ生きる希望を取り戻していく・・・かな〜、という話。

またもや、やられました「死ぬまでにしたい10のこと」の名コンビ、イザベル・コイシェ×サラ・ポーリーに。
しかも今回はティム・ロビンスまで。
この大男のおっさんのくせにどこか少年っぽさを匂わす罪な童顔男。
ほんとにでっかくて、パッと見はうどの大木みたいなのに、恐ろしく繊細な演技をするビックリな男。
なんでそんなに大きいんだ!(195cm)その顔で!!
まあ、半分以上寝たままの演技でしたけど。
アタシ、何の予備知識もなく本当にまっさらで観に行ったので、主人公の告白シーンは本当にショックで涙と震えがきました。
言葉がない。
願わくば、現実にいる60万人の\"ハンナ\"にも、映画と同じような希望と可能性を。
サラ・ポーリーはやっぱり引き込まれる演技をします。
ちょっとずつ、ちょっとずつ表情が変わっていくのが、惚れ惚れしちゃう。
相変わらず笑うと歯茎見えて怖いんだけど。

コイシェの作る映画は、いつもテーマは重く悲しく、でもどこか優しいものなのですが、映像もまた、すごく印象的。
今回は、海に浮かぶお城のような石油掘削所が、なんともお伽噺の世界のような可愛らしさで、アヒルも可愛くて。
「トーク・トゥー・ハー」のハビエル・カマラがすごく良かったなあ。
ちなみに、空腹で観ることをオススメしません。
空腹だと、ティム・ロビンスに腹が立ってきます 笑。
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